商品企画にオススメの本
オススメ本の紹介を続けていきたいと思います。
「商品企画になったんだが、何をどう考えればいいかわからない。何かオススメの本はないですか?」
これも、良く聞かれる質問です。
商品企画というのは、割と幅の広い仕事です。
いわゆるマーケティングでいうところの4Pを全てコントロールし、組織の収益最大化に貢献する仕事です。
もちろん人や組織によって、一部を担当したり、全てのバリューチェーンを担当したりと色々でしょうが、幅の広い仕事であることは変わりません。
誰かが体系立てて教えてくれるわけでもなく、商売の勘や、センスが問われる非常に職人的な要素を持っていることも事実あります。
なので、ノウハウも多岐にわたりますし、現場感のようなものも持っていないといけないという厄介な仕事です。
ただ、長年この仕事をやってきていますが、面白みがあることも事実です。
というわけで、これから商品企画を行う人。
もっと商品企画の力を磨きたい人にオススメの本を紹介します。
これは、ビジネスモデルを知るのに非常に良い本です。
ストーリー形式で展開されていくので、読みやすいというのと、様々なビジネスモデルが出てきて、全然違う業界でも参考になると思います。
稼ぎどころをどこに置くか?について沢山の示唆を与えてくれる良著です。
これも利益について非常に簡潔に書かれている本です。
多分4年以上前に読んだ本だけど、この方程式をいまだに覚えているし、使っている。
読みやすくてオススメです。
一時期ブームになった行動経済学の本です。
よく商品企画の人は顧客価値をCPAだけで捉えてしまいがちですが、これを読めばもっと拡がります。
「どんな市場でも顧客は予想通り不合理である」
この本、とてつもなく面白いです。
世の中を数学で表現する数理社会学の本です。
これ商品企画に携わる人が読むと、営業ドライブの掛け方、市場シェア拡大や成長戦略など様々なシーンで使うことができます。
上の行動経済学とセットで力を発揮するような本じゃないでしょうか?
商品企画において僕が最重要視しているのが、「価格」です。
プライシングだけで、ものすごいアドバンテージを築くことができます。
あんまり、プライシングにおいて良い本てこれまでなかったんですが、これは面白かったです。
ベーシックなマーケティングの本(コトラーとか)読んでからの方が楽しめます。
これは、商品企画というかネットビジネスやってる人全般に読んでほしい本です。
ECもソーシャルゲームも広告も、全てのネットビジネスに携わる人に刺激を与えてくれる本じゃないでしょうか?
ワンダーマンというダイレクトマーケティングの草分けが何をやってきたのかが書いてあります。
全くネットのない時代に、ネット的なことをやっている人がいたということに感動すら覚えました。
今の時代をワンダーマンが生きたら何をするんでしょうか?
考えただけでもワクワクします。
最後に一応ね。
結構高いし、何よりも異常に分厚いし、重いのでアレですが、いい本です。
ただ、開くのにガッツと勇気がいります。
抜粋版が沢山でてますので、読んだことない方はそちらを。
本家を読んでない方は、一度読むことをオススメします。
大変面白いです。
商品企画マンの「家庭の医学」や「広辞苑」といったところではないでしょうか?
というわけで、商品企画に携わる皆様にオススメの本を紹介してみました。