会議の要諦について
本年度のボード会議が昨日で全て終了した。
ふと会議の重要性について考えさせられた。
会議を時間の無駄とかいう人がいます。
以前は僕もその一人でした。
ただ、会議を運営していく側、主催する側になって、はじめて会議のチカラを知ることができました。
パソコンの中に、CPUという装置があります。
クロックと言われる時間を管理する機能が一定周期の時間を刻むごとに演算を処理していきます。
まるで、心臓が鼓動を打つように正確なタイミングで物事を処理していきます。
僕が意識したのは、会議はこうあるべきだというイメージです。
なるべく、正確なタイミングで決めるべきことをリズミカルに決めていく。
議論すべき論点をクリアにし、処理すべきことを次々に処理していく。
そう簡単に行くことなど、全くといって良い程ないのですが、理想の会議というのがもしあれば、それはこんなイメージです。
議案を上げてくれる人達のプレゼンを受けるときに、ずっと気をつけていたことは、
「事業を滞りなく進めていくために、この場で何を論点として、何を決めるべきか?」
でした。
偉くなってしまうと、常に議案が上がってきて捌く側にまわっていきます。
どこか、その向こうにいる人達のことを忘れてしまいがちです。
起案してくれる人たちの先には、多くの人がいます。
クライアント、開発者、デザイナーやオペレーター、取引先やカスタマー・・・
そういった自分の目の前にはいない沢山の人達が待っている姿を思い描くと、無駄だなんてとても思えないというのが会議に対する僕の考えです。
会議で大切なことは、何を論点として議論し、何を覚悟して決めるか?
決めることは進めること。
なにも、駄目な案件を無理に進めるという意味ではないです。
駄目な案件であれば、結論を出してやめることも事業を前に進める大切なこと。
全員ファシリテーターの気持ちで臨んでほしい。
最後のボード会で強く思ったことでした。
議論をきちんとリードして、事業が前進するための結論を出していく。
意思決定していく。
どれだけできたか振り返ると、こんなに意識していたのにやっぱり3割くらいの打率でした。
まだまだだな〜。精進しないと。