成長の解釈
弊社には成長ガイドラインというものが存在する。
要するに、社会人年次に応じて、どれくらいのミッションを会社が期待しているか?というラインのことだ。
人によって解釈が色々あるなぁと色んな人と会話する度に思う。
例えば、もし遅れている場合は焦る人もいれば、なぜ年次に応じたミッションを与えてくれないのか?という人もいる。
ミッションが上がらないとマズイので評価されようと不必要にアピールしたり、上司の顔色を伺ったりしてしまう人もいる。
査定評価と任用は割と別個で考えているケースが多いと思うのだけど、その辺はきっと査定会議に出ているマネジャー以上じゃないと感覚がわからないものなのかもしれない。
最初にこのガイドラインを見た時、僕は非常にシンプルな解釈をした。
要するに、
「自分ができるようになったことは、まだ出来ない人へ(原理原則)渡す」
「できない(できるかどうかわからない)ことに自分は挑戦する」
という2点だと思った。
常に、できるかどうかわからないテーマに挑戦し続けてほしいというのが会社のメッセージなんだろうなと考えた。
自分の能力の限界へ常に挑戦することを求められているという非常にシンプルな趣旨と解釈すると、
ミッションを上げてもらうために、気を使う必要もない。
認められるかどうかというアピールに時間を注ぐのももったいない。
誰よりも挑戦する、その時間をつくるために出来たことは人に引き継ぐ。
引き継いだ人は、基本的にはできないことに挑戦している状態なので、サポートをする。
あとは、結果を出すために自分のできることを拡げ、周囲をサポートする。
そういうことなんだなーというのが成長ガイドラインの僕の解釈。
その構図だと、皆がそれぞれ何かしら自分がまだできないことや困難なことに挑戦していることになる。
すでに出来る人がそれをサポートしているということになる。
挑戦する組織であってほしい。
挑戦を支援する組織であってほしい。
そういうメッセージなんだろうなと僕は受け取った。
かつてマネジャー研修で教わったことに
「メンバーは皆誰しも仕事を通じて成長したいと思っている。
そのことだけは、盲目的に信じることがマネジャーの仕事だ。」
というものがある。
ああ、マネジャーの仕事っていいもんだなとこれを聞いて思った。
いろんな人がいるので、そうじゃないかもしれないんだけど
挑戦する組織であってほしいなと思うのです。
それをなるべく邪魔しないようにしたいし、
もし邪魔があったらどけるのが今の僕の仕事なんだなと思っている。
間違った方向への挑戦を止めるのも僕の仕事なんで、矛盾することもやっちゃうんだけどね。
今週は内定者や就職活動中の学生さんと会話する機会が沢山あったので、最後にメッセージ。
これから社会人になる皆さん、
どんな小さな範囲でも構わないので
ぜひとも不可能に挑戦し続ける社会人生活を送ってください。
そっちの方が面白いですから。
・・・大変ですけどねw