目標を自分で決めるということ
シリコンバレーで起業するということを決めてから、登記や申請など地道な準備作業をコツコツやっています。
そんな中、天気がよいので散歩しながら法務局へ向かう道すがら、
「自分はこの会社をどんな会社にしたいのか?」
「この会社を通じて世界をどう変えたいのか?」
を考えてみました。
これまでも、目標は自分で決めてきたつもりでした。
ただ、これまでの目標は、どこか競合や市場や投資家(会社で言えば経営)の視線を気にしながら意思決定をしていたことに自分で初めて気付きました。
なんか、恥ずかしいです。
これまでの僕は、結局責任がとれません。
どこかで、オーナーシップの限界を感じていました。
これは、僕の実力不足だと思います。
決してサボってたというわけじゃないんですけど、
本当に懸命に事業のことを考え抜いていく中で、僕にも踏み込めない領域がやっぱりありました。
とにかく真剣に考え抜いていたからこそ、自分の弱さに気付いてしまう時が少なからずありました。
それは、言葉で説明するのが難しいくらい超悔しかったです。
ただ、これからは責任をとれます。
否が応でも、失敗したら倒産しますし
いつか株主に解任されるなんて日がくるかもしれません。
でも、その代わり本当の意味において決める事ができます。
はじめて本当に自分で目標を決めるということにもちろん不安も緊張もあるんですが、
何よりもこの自由が爽快だったのは事実です。
どんな会社にしよう?
どんな事業をやろう?
どんな価値を提供しよう?
そう考えるだけでワクワクする。
ゼロからのスタートは、怖いんだけどたまらなく面白い。
自分がいかに、スタートアップ(事業開発)という仕事が好きかを思い知らされた。