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Kaizen PlatformのCEOのブログです

ライフハックにオススメの本

巷では、ライフハックはテクニック論として語られておりますが、今回ご紹介する本は広義の意味での人生(ライフ)をよりよく生きるための知恵が書かれた書籍です。

 

哲学について理解できないと、基本的に習慣化して、自分の人生を変えていくということはかなり難しいです。

テクニックだけについて言及されている本は、その背景にある哲学のようなものが読み取れない場合が多いです。

手法論だけでなく、なぜそうすべきか?の目的や背景や思考や哲学が読み取れて、実際に行動に移していける、役立つ実用的な本をご紹介したいと思います。

 

 

7つの習慣 ティーンズ

今回、このような本を読まれる方は若手ビジネスパーソンが多いという前提で書いていきますが、あえてティーンズ版をオススメします。

というのも、非常に噛み砕いてあって大学生や高校生でもわかる大変よいつくりになっています。

僕自身は学生の時に読みましたが、非常に感銘を受けました。

 学生の皆さんにオススメです。

 

 

エクセレントな仕事人になれ! 「抜群力」を発揮する自分づくりのためのヒント163

エクセレントカンパニーのトム・ピーターズの本は好きで結構読んでいるんですが、中でもこの本は面白いです。

他にも、このシリーズは面白いので読んだことない方はぜひどうぞ!

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ! (トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦 (1))

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈2〉セクシープロジェクトで差をつけろ! (トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦 (2))

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈3〉知能販のプロになれ! (トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦 (3))

 

 

「原因」と「結果」の法則

この本も有名ですね。

おそらく、世界で最初の自己啓発本と言われています。

デェール・カーネギーやアール・ナイチンゲールに影響を与えたと言われています。

質の悪い焼き直しのような、本が今沢山出ていますが、原典はこれです。

読みやすくてオススメです。

 

 

スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫

こちらは、社長の峰岸さんにオススメいただいて読んだ本です。

ちょうど今から100年くらい前のベストセラーです。

100年前というと日露戦争が終わり、第1次世界大戦に突入していく時代です。

欧米諸国が帝国主義を振りかざし、日本もそれを追いかける構図となっていく。

かなり混沌とした、先行きの不透明な時代の空気だったのではないでしょうか?

現代にも通じる所がありますね。

明治維新直後の青年に大きな影響を与え、近代日本の基礎にこの思想が活かされているとも言われています。

衆院選の今こそ、読み直したい本です。

 

 

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

スマイルズの自助論と同時期にベストセラーになったのが、この本です。

多分歴史の教科書に載っていますのでタイトルは、ほとんどの方がご存知と思います。

読んだことのある方は、そんなにいないのではないでしょうか?

こちらも峰さんに紹介いただいて読んだのですが、大変素晴らしい本でした。

 

この本で、とても有名なのは

天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ人ノ下ニ人ヲ造ラズト云ヘリ

という一節です。

これを読んで、博愛・平等的な本と誤解している方が多いと思います。

僕自身もそうでした。

 

おおきな間違いです。

これに続くのが、

「サレドモ今広クコノ人間世界ヲ見渡スニ、カシコキ人アリ、オロカナル人アリ、貧シキモアリ、富メルモアリ、貴人モアリ、下人モアリテ、ソノ有様雲ト泥トノ相違アルニ似タルハ何ゾヤ」

という下の句です。

要は、

「そうは言うけど、世の中を見渡すと、賢い人も馬鹿な人も、貧乏人も金持ちも、セレブもニートもいて、カオスな状態になってるけど、その差は何なのか?」

と言ってます。

彼は、それはひとえに学問を勤めて、物事を良く知ることが差を生んでいると喝破しています。

 

それは、中々に奥深いなぁと痛感しました。

読後感の良さと、時に軽妙に、時に辛辣に、わかりやすい比喩を用いながら、これからの日本に何が必要かを語っています。

これからの世に何が必要かを分かりやすく、僕のような民衆に向けて書き下ろした本です。

これを期に読んでみてはいかがでしょうか?

 

コヴィーから福沢諭吉まで、古今東西の様々な本の中からリストアップしてみました。