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sudoken Blog

Kaizen PlatformのCEOのブログです

スタートアップの実態

KAIZEN platformをデラウェアに登記したのが、今年の3月。

東京が4月。

僕がリクルートを退職するのが6月。

7月に最初の社員として入社してからちょうど半年が過ぎようとしてます。

 

なんか最近では、色んなメディアで取り上げて頂いていたり、

色んなピッチイベントで賞をいただいたり、

と順調なように見えていますが、

忘れないように創業前と創業直後のエピソードを少し

自分のためにも残してみたいと思います。

 

2012年3月から何かやろう!とステルスプロジェクトが始まりました。

このときの目標はY combinatorに潜り込んで、USでテックスタートアップをやろう!

でした。

今思うと笑っちゃうほど軽薄w

WIREDの記事を皆で回し読みして、面白そうだ!なんて言いながら盛り上がっていきました。

 

皆パートタイムだから、週に2回の定例をやりながらも中々進まない。

当時は、毎週50本以上の会議やアポイントをこなす絶望的なスケジュールを

なんとかこなす日々で、

一緒に手伝ってくれたメンバーの力になれないことが多かったです。

 

このままではいけないと思ったことと、真剣に世界で勝負したいという想いから、

自分自身もリクルートを卒業するということを現実に考えるようになり、

2012年の6月くらいから会社に退職の相談をしはじめました。

 

で、今のWEBサイトのA/Bテストをクラウドソーシングでやるというアイデアは

その半年後、ちょうど2012年の冬くらいに急浮上し、

それまで半年以上かけてつくっていたプロダクトを捨てることになります。

 

当然半年かけてつくってきたものなので、皆本音は辛かったと思います。

 

その時僕が、

「今のプロダクトと新しいアイデアのどっちがワクワクしますか?」

 とその時のメンバー全員に問いかけると

全員が

「新しい方!」

と即答しました。

 

「じゃあ決まりだね」

と皆で笑ってしまったことを覚えてます。

 

そこから今のplanBCDが始まりました。

3日後くらいにモックができあがり(←この辺りが今思うとスゴイ)、

そこから少しずつ形をつくり、

あーでもない、こーでもないとやりながら

デラウェアに法人登記。

 

Y combinatorに応募し、見事落選。

でももはや退職するから当然のように後に引けないw

 

その後も、ビザ取得が困難であることがわかり、日本からビジネスを立ち上げることに。

英語でつくってたプロダクトを日本語に翻訳したら、なぜかカタコトな日本語に。

なんだか笑っちゃうくらいに思い通りにいかないものです。

 

この間も、お金がどんどんなくなってめちゃくちゃビビりました。

カードの明細と数百万と消えていく口座を見て、

「これは奥さんに怒られるな〜」

と思いながらお腹の痛い日々を送ります。

 

でも、その後も人を採用したい

開発も増やしたい

オフィスもつくらないと

という中で、お金をどんどん使う日々が続きます。

 

僕らは、そんな中何回か揉めたことがあります。

貧すれば、鈍すという奴です。

「このままいくと、マズイからやっぱりスピードを抑えないか?」

「もっと今出来る範囲でやった方がいいんじゃないか?」

こんな議論が何回もありました。

 

お金がじゃぶじゃぶ消えてる中で、僕自身も凄くきつかったのですが、

断固として

「いや、頑張ろう!スピードだけは落とさずにいこう」

と言い続けました。

 

「資金はなんとかするんで、やっぱアクセルをベタ踏みでいきましょう」

と言ってました。

 

今となって考えてみれば、これは皆に話してるよりも、

自分に言い聞かせてたのかもしれません。

 

そこから資金調達と営業を開始。

少しずつ手応えが出てきます。

 

無事にシードラウンドを終えた時は、凄くホッとしたことを覚えています。

「あーこれで、もっと戦える」

という安堵感です。

 

それからは、毎日営業の日々です。

新しいプロダクトは売り方がわからないので、実際に毎日営業して日々修正を繰り返す日々が続きました。

 

本当に毎日、ビジネスデベロップメントを担当頂いているTonyさんと議論でした。

 

「何が問題なんでしょうか?」

「僕らのどこを変えるべきですかね?」

「ターゲットは誰ですか?」

「そのキワはなんですか?」

など、濃密な議論を毎晩のようにカフェやオフィスでしてました。

 

その合間をぬって、ピッチ大会に出るために資料をつくって練習。

「すどけん、明日の資料できたの?」

「これから頑張りますw」

と徹夜しながら自宅のリビングで寝落ちすることもしばしば。

 

これがスタートアップの実態です。

 

ただ、僕は仲間に恵まれてました。

いつも助けてくれる友人が沢山いました。

応援してくれる家族がいました。

おかげで、苦しいシチュエーションでも常に希望をなくさずにやってこれました。

 

こういうことを楽しむことができたのは、

ひとえに支えてくれる皆さんのおかげでした。

 

とりわけ社外の人が一杯助けてくれました。

親切にしてくれましたし、沢山のアドバイスをもらいました。

発注までいただいたのもとてもありがたかったです。

 

元リクルートの先輩、同僚、後輩

先輩経営者のみなさん

投資家のみなさん

学生時代の友人

創業してから知り合った友人

ありとあらゆる人が助けてくれたおかげで

なにもなかったところに

引力のようなものが生まれ

スゴイ勢いで形ができていく。

 

これらは、すべて混乱と喧噪の中ドタバタと起きていきます。

そしてよく事業は人が全てだといいますが、

あれは決して従業員だけを指しているわけではないということがよくわかりました。

 

その事業を応援してくれる人みなさん一人一人が全てです。

関わってくださっているお客さん、

パートナーさん、

インターンのみんなや会社の仲間はもちろん、

そのご家族や友人のみなさん。

きっとこのブログを読んでくれている、あなたもその一人です。

こんなにハチャメチャでも、楽しく明るく仕事をさせてもらったことに

心から感謝しています。

 

そして、来年はこの輪がもっと大きくなることを

とても楽しみにしています。

皆様、よいお年を!

 

 

2013年12月28日(土)

KAIZEN platform Inc.

Co-founder & CEO

須藤 憲司

 

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