助けてもらう才能
昨日、手塚治虫をモデルにしたドラマ「神様のベレー帽」を観た。
なんか久しぶりに、勇気づけられるストーリーだった。
手塚治虫が天才と言われていて、皆を振り回していて、クレイジーなくらい努力している姿を観て、凄く共感できた。
自分がやりたいことに突き動かされるというか、そういうことなんだと思う。
スケールは全然まだまだ小さいけど、今僕が自分の事業にのめり込んでいるのも同じようなものがある。
この前、ふと会社で思わずつぶやいてしまったんです。
「俺、想像以上に自分の取り組んでるこの事業が好きかもしれない」
なんというか、改善されていく結果やページを見比べて、本当に面白いんです。
飽きないというか、ワクワクするというか、凄く毎日顧客のデータを観るのが好きです。
もちろん嫌いだったら、こんな事業やらないんですけど、自分でも引くくらいのめり込んでるなと思って、思わずつぶやきました。
会社の皆には、気持ち悪がられましたけど(笑
で、手塚治虫のドラマでも出てくるんですが、もう色んな人に助けてもらってるわけです。
ありとあらゆる人が、手塚治虫に巻き込まれて、死ぬ程苦労をするんだけど、皆なんだか助けちゃう。
僕には当然彼程の才能はないんだけど、唯一才能があるとするとそれは
「他人から助けてもらう才能」
だと思う。
僕は、社会人になって最初に偉い人(当時の取締役)と飲みに行った時に、もらったアドバイスを今でも鮮明に覚えている。
僕の話をひとしきり聞いた後に、
「あのな〜須藤。お前は頭がいいな。かなりいいな。だから、損をすると思う。」
「は?」
「いつもアドバイスをもらって、助けてもらえる人生の方が圧倒的に大きなことができると思わないか?」
と言われた。
自分の中では、とてもセンセーショナルな考え方だったが、すぐにその意味は理解できた。
「どうしたらいいんですか?」
「バカになれ。可愛がられるバカを目指せ」
それからというもの、割と忠実にこの言葉を守ってきた。
割とバカになれるというかバカみたいにこだわれる。徹底できる。
それが理由かどうかはわからないけど、僕は驚くほど多くの人に助けてもらっている。
もちろん努力は惜しまないんだけど、自分の力には限界がある。
当然実現したい世界は、僕の努力の遠く及ばないところにあるので、寝る間を惜しんで仕事してるんだけど、全然届かない。
それを周囲の人に助けてもらって今がある。
自分の与えてもらった「助けてもらう才能=バカになる才能」に感謝をしている。
見事にこの才能は、開花していると思う。
問題は、もっと僕自身が他の人を助ける機会を増やさないといけないということだ。
スタートアップは、問題を解決するためにこそ存在してる。
この才能を最大限に活かして、問題を解決していきたい。
という大きな目標の前に、今は請求書の処理などに悪戦苦闘中。。。