sudoken Blog

Kaizen PlatformのCEOのブログです

起業してよかったこと

6月末にリクルートを退職して、

7月に正式にKAIZEN platform社に入社し、

3ヶ月が経過しました。

 

この3ヶ月のアップデートをまとめると、、、

  • メンバーが2人から18人になった(9倍!)
  • オフィスができて広くなった(10㎡→150㎡ 15倍!)
  • 売上がちゃんとたってきた(秘密)
  • 資金調達をした(80万ドル)
  • サービスの成果、効果がどんどん出始めている(中央値 117%、AVE 180%!!)
  • ニュースに沢山とりあげて頂いた(のべ133媒体)
  • ピッチの大会はとりあえず片っ端から参加した(計3回)
  • 名刺は800枚なくなって、600枚頂いた(200人/月に新規でお会いしてる)
  • 名前を知ってくれてる人が増えてきた(今週だけでも7回の新規アポで知っていただいてました)

といったところです。

 

何よりも、本当に何の未来も保証されていないスタートアップに飛び込んできてくれてるメンバーと一緒に仕事できている毎日が楽しいです。

本当に優秀なメンバーで、かつ一緒に働きたい!と心から思える仲間と働く日々は、それだけでワクワクします。

 

スタートアップのイベントに出て、よく思うことは失敗することを「リスク」、成功していることを「リターン」と定義していて違和感を感じます。

僕は、日々の仕事が面白い、自分が働きたい人と仕事をできる、ということが個人としてみれば最大のリターンじゃないかな?と思います。

 

そういう意味では、

毎日素敵な仲間と仕事できて楽しい

毎日色んな人に出会えて楽しい

毎日クライアントさんの効果改善データを見るのが楽しい

毎日自分の知らなかった世界に触れられて楽しい

 

毎日が楽しいという意味で言えば、すでに僕はスタートアップして成功しているんじゃないかな?と正直思うわけです。

※決して、大きなリターンを狙っていないというわけではありませんので投資家の皆様、誤解なさらないようお願いします

 

つまり、飛び込んでみるとわかったことは、世間一般でリスクと言われていることは今の所そんなにリスクではなかったが、日々のリターンがすでに大きかったという感じです。

 

夜仕事を終えてオフィスを出る時に、

「今日もすげー面白かったな」

とじんわりとした充実感を毎日感じられる3ヶ月でした。

 

次の3ヶ月もこの手応えを感じられるように頑張っていきたいと思います。

皆様、引き続きどうぞよろしくお願いします!

 

 

助けてもらう才能

昨日、手塚治虫をモデルにしたドラマ「神様のベレー帽」を観た。

なんか久しぶりに、勇気づけられるストーリーだった。

 

手塚治虫が天才と言われていて、皆を振り回していて、クレイジーなくらい努力している姿を観て、凄く共感できた。

自分がやりたいことに突き動かされるというか、そういうことなんだと思う。

 

スケールは全然まだまだ小さいけど、今僕が自分の事業にのめり込んでいるのも同じようなものがある。

 

この前、ふと会社で思わずつぶやいてしまったんです。

「俺、想像以上に自分の取り組んでるこの事業が好きかもしれない」

 

なんというか、改善されていく結果やページを見比べて、本当に面白いんです。

飽きないというか、ワクワクするというか、凄く毎日顧客のデータを観るのが好きです。

 

もちろん嫌いだったら、こんな事業やらないんですけど、自分でも引くくらいのめり込んでるなと思って、思わずつぶやきました。

会社の皆には、気持ち悪がられましたけど(笑

 

で、手塚治虫のドラマでも出てくるんですが、もう色んな人に助けてもらってるわけです。

ありとあらゆる人が、手塚治虫に巻き込まれて、死ぬ程苦労をするんだけど、皆なんだか助けちゃう。

 

僕には当然彼程の才能はないんだけど、唯一才能があるとするとそれは

「他人から助けてもらう才能」

だと思う。

 

僕は、社会人になって最初に偉い人(当時の取締役)と飲みに行った時に、もらったアドバイスを今でも鮮明に覚えている。

 

僕の話をひとしきり聞いた後に、

「あのな〜須藤。お前は頭がいいな。かなりいいな。だから、損をすると思う。」

「は?」

「いつもアドバイスをもらって、助けてもらえる人生の方が圧倒的に大きなことができると思わないか?」

と言われた。

 

自分の中では、とてもセンセーショナルな考え方だったが、すぐにその意味は理解できた。

 

「どうしたらいいんですか?」

「バカになれ。可愛がられるバカを目指せ」

 

それからというもの、割と忠実にこの言葉を守ってきた。

割とバカになれるというかバカみたいにこだわれる。徹底できる。

それが理由かどうかはわからないけど、僕は驚くほど多くの人に助けてもらっている。 

 

もちろん努力は惜しまないんだけど、自分の力には限界がある。

当然実現したい世界は、僕の努力の遠く及ばないところにあるので、寝る間を惜しんで仕事してるんだけど、全然届かない。

それを周囲の人に助けてもらって今がある。

 

自分の与えてもらった「助けてもらう才能=バカになる才能」に感謝をしている。

見事にこの才能は、開花していると思う。

 

問題は、もっと僕自身が他の人を助ける機会を増やさないといけないということだ。

スタートアップは、問題を解決するためにこそ存在してる。

この才能を最大限に活かして、問題を解決していきたい。

 

という大きな目標の前に、今は請求書の処理などに悪戦苦闘中。。。

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Rising Expo2013に登壇して気づけたこと

今日、CAVさんが主催するスタートアップのピッチイベント
Rising Expo 2013」のファイナリストとして登壇してきました。
 
こういったピッチで、自分が勝てないという想像をしたことがなかったくらい、普通に自信あったんですが、グランプリを獲ることはできませんでした。
 
自分のできるベストは尽くしたのですが、それを上回るプレゼンを目の当たりにして、今めっちゃ悔しいです。
 
ただ、このことで気づけたことが2つあります。
 
一つ目は、仲間や家族に恵まれているということ。
仲間に、
「ごめん!自分では最大限やったけど、力及ばずで申し訳ない!」
と伝えたら、
「すどけんが一番悔しいの知ってるから、大丈夫。おつかれ!」
と言われました。
 
それも、一緒にいた営業責任者のTonyさんだけじゃなく、CTOの石橋さんにも同じことを言われました。
負けず嫌いをよくご存知で。
 
奥さんからも、
「珍しいね。でも、これで次はもっと上手くできるんじゃない?」
とわざとあっさりとしたコメントが。
 
そうなんですよ。
悔しいのです。
近年、最大級に悔しい。ブログに書いちゃうくらい悔しい。
ただ、それでもこれ以上のベストがあったのか?と言われると僕は今のベストを出しきったということは胸を張って言えます。
 
二つ目に気付いたことは、自己ベストをさらに更新しなければいけないということです。
どこかで、僕は過去の貯金にすがってたのかもしれないと気付きました。
 
今のベストで届かないなら、自己ベストを更新すればいい。
ただ、それだけ。
最近怠ってしまっていたかもしれない、シンプルなことに気付けました。
すげえ有り難い。
 
もっと挑戦し、
もっと恥をかき、
もっと悔しい想いをし、
もっと成長すべきだと当たり前に思えました。
それがKAIZEN Spritsだしね。
 
この場を与えてくれた全ての人に心から感謝します。
ありがとうございました!

スタートアップを支える家族

僕が起業できたのは、家族の支えがあったからです。

 

「俺、いつかアメリカで起業しようと思ってる」

僕が最初に奥さんにその話をしたときは、3年前くらいでたしか結婚する前だったと思います。

そのとき、

「いいね!じゃあ私は何をしようかな?」

と言って、盛り上がってくれました。

 

2度目に話したのは、昨年の春でした。

「退職して、アメリカに行きたいと思ってる。」

その時は、まだ子供ができる前でした。

「そっか!応援してる」

と即答してくれました。

 

3度目に話したのは、ちょうど昨年の今頃で子供ができたということが分かった後です。

「やっぱり世界に挑戦したい」

というと

「わかりました。これから子供も生まれるから、食うのには困らないようにしてね。あとは子供と一緒に応援します。」

と妊婦の時にこれまでと変わらずに即答してくれました。

 

で、奥さんのご両親も凄い。

「実は、退職して起業しようと思います」

「あら!そう。応援するから頑張ってね!けんちゃんは何かやると思ってたのよ」

「はあ・・・」

 

で、うちの親に関しては、

「実は、退職して起業しようと思ってるんだ」

「どこで?」

「・・・米国で」

「あら、それは大変ね。子供生まれるんだからしっかりやってね」

「・・・」

 

何と言うか、凄く恵まれてるなーと思いました。

普通あんまり応援されないし、普通反対されると思うんです。

 

だって、少なくともお給料沢山もらえる仕事を辞めて、子供生まれることがわかってて、何のアテがあるわけでもなく会社を、しかも米国ではじめる。

ビザはない。

金もそんなない。

英語にいたっては、ヘタクソすぎて泣ける。

 

それでも、僕の性格や夢を良く理解してくれているから内心ハラハラしてても、一緒にハラハラしてくれるという周囲にも覚悟がある。

何にも話してなかったけど、よく理解してもらってるってことだと思います。

 

僕が頑張るバックにはこれだけの支えがあるのです。

皆さん誤解してますが、凄いのは僕じゃない。

僕のバックが凄いんです。

 

で、スタートアップで世界に何か新しい価値を創造しようという人の周りにも当然家族がいるわけです。

で、当の本人だけじゃない。

家族も一緒に戦っていると僕は思うんです。

 

先週、僕の会社にジョインしてくれたメンバーに子供が生まれました。

入社される前に、ご本人と奥さんと一緒にランチをさせていただいていたので、勝手に感情移入してまして、喜びもひとしおでした。

 

入社を決める前に、やっぱりご家族が心配されるということは普通のことだと思います。

特にこれから子供が生まれるのに、いきなりスタートアップですから心配されるのも当然です。

僕の方から、一緒にご飯行きましょう!とお誘いしました。

「僕の事を知ってもらって、それで判断してもらえばいいです。」

と話をしました。

 

ちょうど、僕も子供が生まれたばっかで子供の話で盛り上がりました。

たぶんきっと、不安や心配はあったと思うんですが、無事に入社してくれることになりました。

 

家族に応援してもらえるスタートアップでありたいという想いが僕には強くあります。

なぜなら、僕自身がそれでとても勇気づけられているからです。

 

本人だけじゃなくて、その家族もスタートアップで戦っているんです。

僕らは、現在7名の小さなスタートアップですが、そのうち5人が家族がいて子持ちというメンバー構成です。

 

僕は、メンバーのことはもちろん、その家族に支えてもらっているということをいつも忘れないようにしたいと思ってます。

 

スタートアップは、いわば子供です。

誕生した瞬間から、多くの人に支えられて成長していきます。

もちろん、思うようにはいきません。

むしろ、思い通りにならないことの方が普通です。

 

子育てとスタートアップには沢山の共通点がありますが、大事な事はスタートアップは育てられる側だということです。

色んな人の力を借りて、成長していくのです。

 

今日、子供と一緒に遊んでいたら、一生懸命に身体を前に動かす姿を見て

「ああ、俺も一緒だ」

と思いました。

 

全然上手くいかないんだけど、手足をジタバタしながら前に進もうとする子供とスタートアップで奮闘する自分は端から見れば一緒です。

支えてくれる人がいるから、頑張れる。

仲間が少しずつ増えてきた今、もっとジタバタして前に進みたいと思ってる。

 

 

 

※我々と一緒にジタバタしてくれるメンバーを緊急大募集中です

※我こそは、世界に挑戦したいんだという奇特な方の参加をお待ちしております

※こっそり手伝っても良いよという方も大募集中です

KAIZEN platformをはじめたわけ

エリック・リースの「リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす」という本が米国で出版されたのは2011年9月でした。

 

 

この本は、インターネット業界にいる人であれば少なからず聞いたことがあると思います。

ただ、エリックがインスパイアされたリーン生産方式の原典となる本を読まれた方はあまり多くないのではないでしょうか?

 

大野耐一さんという方の「トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして」という本です。

 

 

僕は、この本を読んで大きな感銘を受けました。

戦後の日本経済を成長させるために、

来るべき低成長時代のために、

トヨタが磨きに磨き込んで作り上げたメソッドです。

 

この本は、初版が1978年に刷られています。

35年前の内容が決して色あせることなく、今読んでも衝撃的に面白いのです。

僕は、リクルートでゼネラルマネジャーになった2009年にこの本を読みました。

 

とにかく、新規事業の中間管理職は大変でして、ヒントをもらおうと沢山読んだ本の中の1冊でしたが、あまりにも面白かったので鮮明に覚えています。

 

サブタイトルにもあるように、このトヨタ生産方式が目指したのは、規模の経営を超える少量多品種を扱える生産方式をつくりあげるというところにあります。

僕もエリックと同様に、この本の書いている脱規模の経営ということに大きなインスピレーションを受けました。

 

インターネットそのものは、既存の規模の経営を打ち壊すものとして注目されていますし、そもそものインターネットという技術の生い立ちは、分散型のコンピュータネットワークです。

 共通点が多くあるなと感じました。

 

そこからスタートアップのマネジメントメソッドまで組み立てあげられているリーンスタートアップに、同じ本でここまでできるかと若干の悔しさを感じながらも興味をかきたてられたことも事実でした。

 

ただ、僕自身がトヨタ生産方式を読んで、感銘を受けたのはメソッドだけではなく、その根底に流れる思想でした。

ムリ、ムダ、ムラを徹底的に排しながら、現場の知恵を常に活かし、徹底的磨き込んでいくプロセスにチームワークや働きがいという個人のインセンティブを組み込んでいるところに大きな感動を覚えました。

 

「経済性」を追求していくことと

そこで働く人の「人間性」の両立をとことんまで目指している

それは相反するものではないという強いメッセージを感じました。

 

トヨタの生産ラインは、いつでも現場がラインを止めることができる。

問題があれば、その問題を解決するためにライン全体を止めて、改善を加えることができる。

毎日のように、生産ラインを停止しながら、不良品製造の真因を探り、ムリ、ムダ、ムラを排し、よりより生産を追求していく。

 

生産ラインそのものが、ひとつの生き物においての自律神経のように、免疫のように作用し、全体としての大きなダイナミズムを生み出す。

このコラボレーティブな改善活動こそ、スタートアップに必要な要素ではないかと僕は感じました。

 

振り返ってみるとインターネット産業はまだ20年程度の産業。

主要なインターネット企業の時価総額を追って見ると、大きく伸びています。

 これは、まだこのセクターが大きな成長期待をかけられている証拠だとも言えます。

 

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米ネット企業21社の時価総額

出典 The Wall Street Journal 

 

一方、この産業を支える担い手は足りているのでしょうか?

全体と比較してもまだまだ足りていないというのが実態でしょう。

 

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出典  DODA転職求人倍率

 

グローバルの求人倍率のデータは手元になかったが、シリコンバレーをはじめとするエンジニアの人材獲得難をみるに、近い状況であることは推察できます。

 

近年、Growth Hackerという言葉が注目されています。

WEBサービスを大きく成長させる請負人という意味のワードですが、サービスの作り手も足りなければ、サービスの磨き手に関してはもっと足りないということだと思います。

だからこそ注目されているのでしょう。

 

僕は、スタートアップやインターネットカンパニーが直面するリソース不足という問題に対して、クラウドソーシングという方法で課題解決に向かいたいと考えています。

 

振り返ってみれば、WEBサービスにおいて、ユーザーにとってよりよいものにしていくことにゴールなどないのだと思います。

なぜ内部のリソースだけで、そのゴールに向かわないといけないのでしょうか?

 

常に継続的改善していく努力がWEBサービスには求められています。

誰もがこのことは気づいていますし、知っています。

ただ、この改善のコストがあまりにも高いために見て見ない振りをしてしまっていることがあまりにも沢山あると思います。

 

キャンペーンのページつくりっぱなしで見直してない。

会員登録の誘導導線に問題があると思うが今は放置している。

やった方がいいのは、わかっているけど手が付けられない。

それが、我々の直面する現実ではないでしょうか?

僕も、リクルートでいくつかのWEBサービスを担当しているときに多くの棚上げ案件がありました。

 

もちろんWEBサービスの改善活動自体は、かなり幅が広く、やらなければいけないことが沢山あります。

影響度の大きいところから手を付けても、

  • 課題を発見し、
  • 仮説をたてて、
  • デザイナーに問題のある箇所の修正指示をだし、
  • デザインディレクションを行い、
  • Htmlのチェックを行い、
  • エンジニアに組み込んでもらって、
  • A/Bテストのツールを設定して、
  • 改善のためのテストを開始する

大きな手間とコストがかかってしまいます。

 

もちろんコストはお金だけではなく、

既存の改善と新機能の追加であれば新機能を優先してしまう、

ずっと同じ導線の改善をしていては退屈である、

という心理的なコストというのも当然見えないコストとして大きくのしかかってきます。

 

このWEBサービスの改善活動そのものを、

内部のリソースだけではなく外部の知恵を借りながら、

よりクリエイティブで、

よりコラボレーティブなものに

変えていけるサービスをつくり、

改善活動そのもののコストを下げることが出来れば、

きっとインターネットビジネスそのものの

成長を加速させることができる。

産業に必ず貢献できるはずだと思いました。

 

そういう想いから、KAIZEN platformを立ち上げました。

今は、まだ思い込みかもしれません。

今後、ビジネスを通じてこのことを実証していきたいと思います。

 

僕は、この改善という行為の根底に流れる思想のようなものは、

普遍的なものだと考えています。

僕らはプラットフォームを通じて、

日本が誇るべきKAIZENを

世界中のWEBサービスへ拡げていけたらと切に願っています。

 

最後に、大野さんが研究に研究を重ねたヘンリー・フォードが産業の未来について言及しているので、ご紹介します。

 

産業の終着点は、人々が頭脳を必要としない、標準化され、自動化された世界ではない。

その終着点は、人によって頭脳を動かす機械が豊富に存在する世界である。

なぜならそこでは、人間は、もはや朝早くから夜遅くまで、生計を得るために仕事にかかりきりになるというようなことはなくなるだろう。

産業の真の目的は、一つの型に人間をはめ込むことではない。

また働く人々を見かけ上の最高の地位にまで昇進させることでもない。

産業は、働く人々をも含めて公衆に、サービスを行うために存在する。

産業の真の目的は、この世の中をよくできた、しかも安価な生産物で満たして、人間の精神と肉体を、生存のための苦役から解放することにある。

 

この文章をKAIZEN platform流にアレンジして締めくくりたいと思います。

 

我々の終着点は、スタートアップが頭脳を必要としない、標準化され、自動化された世界ではない。

その終着点は、スタートアップによって頭脳を動かすWEBサービスが豊富に存在する世界である。

なぜならそこでは、スタートアップは、もはや朝早くから夜遅くまで、改善のために仕事にかかりきりになるというようなことはなくなるだろう。

我々の真の目的は、一つの型にスタートアップをはめ込むことではない。

またスタートアップを見かけ上の最高の地位にまで昇進させることでもない。

我々は、働くスタートアップをも含めて公衆に、サービスを行うために存在する。

我々の真の目的は、この世の中をよくできた、しかも安価なWEBサービスで満たして、スタートアップのリソースと精神を、改善のための苦役から解放することにある。

 ※スタートアップと書いていますが、インターネットカンパニー全般を指しているとご理解ください

 

皆様、応援のほど何卒よろしくお願いいたします。

僕がスタートアップする理由

なんだか、いろんな方に

「どうして、起業するんですか?」

と聞かれます。

 

以前は、

「どうして、起業しないんですか?」

とよく聞かれました。

特によくメンバーから(笑)。そんなにフワフワしてたのだろうか??

 

10年間、大企業にお世話になって、本当に好き勝手なことをやらせていただいた。

「なにがイヤなの?」

と聞かれれば、何にもイヤな事なんてなかった。

 

たぶん、シンプルな理由は1つ。

挑戦しつづける人生を選びたいということ。

 

何かを手放す事も

ゼロからはじめる事も

いつも怖い。

 

いつも挑戦することは、怖いです。

でも、それより怖いのは後悔すること。

何かをしなかった後悔はいつも僕の人生において、大きな影響を与えてきました。

 

今も

この瞬間も

私たちには常に機会があると思うんです。

 

いつも、この瞬間を選んでいる。

選んでいるから、その背後にはいつも機会損失がある。

今を選ぶと、別の起きるかもしれなかった今を失っている。

 

だからこそ、一生懸命な今を過ごし続けたい。

強くそう思うのです。

スラムダンクの最終巻に人生で衝撃を与えられたシーンがあります。

 

主人公が試合中に怪我してしまう。

選手生命に関わるかもしれないと監督が止める中で、放つ一言。

 

オヤジの栄光時代はいつだよ…
全日本の時か?
俺は…俺は今なんだよ!

http://matome.naver.jp/odai/2133611406188056601/2133611824688459903

 

この瞬間のような人生を送ろうと強く思いました。

仕事で、俺の全盛期は今この瞬間なんだと言い続けたい。

これが、僕を駆り立てているモチベーションだと思います。

 

少し話は変わって、一昨年あたりから

冷静に、自分の旬はいつだろうか?

いつこの仕事の全盛期(ピーク)を迎えるのか?

ということを見つめるようになりました。

 

立場が変わり、

一流の人達と間近で仕事させてもらうようになって、

分社化して、新しい会社を立ち上げていくというフェーズにおいて

僕自身は自分の至らなさを痛感するとともに、

自分の強みや旬について気付きたいと思って仕事をするようになりました。

 

その中で、僕は新規事業が好きです。

企画の仕事は、特に新サービスの企画は比較的得意な方だと思います。

 

僕は今33歳になりましたが、

たぶんサービスの企画マンとしてはおそらく35歳くらいでピークを迎えると思います。

むろん、経営者としてはそれ以降の成長もあるでしょうが、

自分の旬をどんな事にあてるのか?

何に取り組むのか?について熟考するようになりました。

 

4年前にシリコンバレーに実際に行って以来、

「いつか、ここで世界と勝負してみたい!」

とぼんやり考えていました。

 

そのぼんやりした想いは、

機会と機会損失について、真剣に考えていくと、

自分の旬について、突き詰めて考えると、

何よりも自分が携わった事業と次のリーダーの卵達の成長を考えると、

僕は次に進むべきだという結論に達したのです。

 

そして、次にやるんであれば、色んなWEBサービスの成長の支援がしたいなと思いました。

特に、アドオプティマイゼーションではランディングページやエントリーフォームやサブサイトは沢山つくりましたが、サイトの本体に手を入れることは少なかったです。

 

というのも、現実問題として手離れが悪く、収益性も低い。

何よりも、リスクが大きい。

こういった理由でサイトをいじるということを極力避けてきました。

 

ただ、現実問題としてサイト自体を改善しない限り、どれだけ上手く集客したところで意味は半減してしまいます。

皆わかっているけど、なかなかこの問題に取り組めない。

だから、この問題を次の自分のテーマにしようと考えました。

 

僕自身は、WEBサービスが好きです。

何よりも、WEBサービスに携わっている人が好きです。

だから、その人達に喜んでもらえるような、そんな事業をやろう!

そんで、どうせやるなら世界を相手にしよう!と思うに至りました。

 

毎日お金がなくなっていくことはとても怖いですが、

もし今を選ばなかったら、こんな怖さも経験できません。

もちろん、このワクワクも経験できなかったと思うとそちらの方が恐怖です。

 

挑戦しつづける人生を選び続けたい

これが僕のスタートアップの理由です。

 

これと引き換えに、僕は今、毎日ビクビク、ドキドキ、ワクワクしています。

そしてこの怖さがあるから、自分の栄光時代は今この瞬間だと自信を持って言えるんじゃないかと思っているのです。

これは、強がりかもしれませんけどねww

遺言

本日を持って10年間お世話になったリクルートを最終出社となりました。

振り返れば、本当にステキな10年間を過ごさせて頂きました。

全ての方に感謝しています。

 

リクルートでは、退職することを卒業するといいます。

今日も、送別会ではなく卒業式を一緒に働いていた仲間にやってもらいました。

卒業証書も頂きました。

そこで、最後に見送ってくれたみんなへのメッセージをリクルートで働く全ての人へ

僕の遺言として伝えられればと思います。

 

「本日は、ありがとうございました。

皆さんへ感謝の気持ちを込めて、リクルートでこれからも働き続ける皆さまに

伝えておきたいことがあります。

 

10年間と長いようで短いリクルート人生の中で、

後半は自分でも驚く程、出世してしまいました。

 

GMやエグゼクティブになる前の僕を知ってる方はご存知の通り、

僕は自由を愛する”ちゃらんぽらん”な男です。

とても、重責を担えるような人間ではなかったですし、

そもそも、チームで仕事をするのが苦手でした。

 

そんな僕がなんとか、こうしてやって来れたのは

2つのことを大事にしていたからです。

 

1つ目は、夢です。

青臭い話になりますが、リクルートはやっぱりというか

どこか大企業になってしまっています。

完成されてしまった高収益の事業だけでは、今後の事業成長に必ず陰りがくると思っていました。

 

なので、既存の事業より収益性は低くても、同業界では収益性を高く保ちながら、凄い勢いで成長する事業をつくりたいと思っていました。

そして、事業は人です。

凄い勢いで人が成長する事業をつくりたいと思っていました。

 

これが私の夢でした。

なので、一緒に仕事してくれた皆さんは僕の夢です。

いつも、この夢が身分不相応な期待に応える原動力でした。

 

2つ目は、仲間です。

なんのことはない。

僕の夢は、一人では絶対に実現できないことは明らかです。

 

一緒に成長してくれる仲間が絶対に必要でした。

そして、いつも苦しい時に横を見れば一緒に苦労してくれる仲間がいました。

このことが、どれだけ勇気づけてくれたかわかりません。

 

皆に伝えたいのは、”夢”と”仲間”を大事にして欲しいということです。

とても陳腐な事なんですが、ずっと大切にしてきました。

それがあれば、どんな苦難も乗り越えられます。

何かの縁で、幸運にもこうして一緒に仕事しているので、

この仲間と実現したい”夢”を持って欲しいです。

そして、その夢を実現する”仲間”を持って欲しいです。

 

わかりますよね?

この2つはセットです。

そして、この2つこそが仕事を最高のものにしてくれる真に大事な要素です。

 

僕が今一番心配していることは、

皆さんが優秀だということです。

だから、つい一人で仕事をしている気になってしまうことです。

 

それは、間違っています。

能力やスキルで仕事をしていると思ったら、

とたんに仕事はつまらなくなってしまいます。

 

我々は、

人が

人のために

人と共に

仕事をしているのです。

 

だからこそ、”夢”と”仲間”を大事にして欲しいと思っています。

ライバルや競合も

お客さまも

パートナーも

アルバイトも

”仲間”になりえます。

 

そして、”夢”と”仲間”を大事にすることで、普通の毎日の仕事はドラマに変わります。

僕は、この会社で沢山のドラマを経験しました。

全てはみなさんに経験させて頂きました。

 

僕自身は、ここにいる皆さんが”夢”であり”仲間”でした。

ぜひ、皆さんにも日々の当たり前の仕事の中に

”夢”と”仲間”をつくって頂きたいと思います。

 

今後もリクルートは、いつもドラマのある会社で有り続けて欲しい。

強く、そう願っています。

それは、今こうして僕を見送ってくれる皆さんにかかっています。

ずっと

永遠に

期待しています。」

 

 

これが、一緒に仕事してくれたメンバーへの僕の遺言です。

最後に、僕が大好きなサザンの曲で締めくくりたいと思います。

 

旅姿六人衆 

作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

毎日違う顔に出逢う
街から街へと
かみ締めてる間もないほどに
喜びや夢ばかりじゃない
つらい思いさえ
一人きりじゃ出来ぬ事さ
ここにいるのも
お前が目の前にいるならいい
ステキな今宵を分け合えりゃ
また逢えるまでは この時を
忘れないでいて

 

10年間本当にありがとうございました。

そして、願わくばこれからも、変わらない付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。

 

2013/5/15

須藤 憲司 

 

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